巡るもの、巡る場所で
ふわりとストールを揺らす、そよぐほどの優しい風。鳥や虫、さまざまな生き物たちの音。刻々と変わる光と影。わたしたちは、小さな自然の移ろいを楽しみながら、さまざまな物語の中で生まれた“美しいモノたち”と対話し、これから訪れるお客さまとモノとの幸せな出会いに想像を巡らせます。心地よい風に吹かれた時のように、人とひととの丁寧で誠実なつながりから生まれたモノや空間には、人を癒す力があるように思います。小高い丘の上の見晴らしのいい庭には、今日も清々しい風が吹いています。
ふわりとストールを揺らす、そよぐほどの優しい風。鳥や虫、さまざまな生き物たちの音。刻々と変わる光と影。わたしたちは、小さな自然の移ろいを楽しみながら、さまざまな物語の中で生まれた“美しいモノたち”と対話し、これから訪れるお客さまとモノとの幸せな出会いに想像を巡らせます。心地よい風に吹かれた時のように、人とひととの丁寧で誠実なつながりから生まれたモノや空間には、人を癒す力があるように思います。小高い丘の上の見晴らしのいい庭には、今日も清々しい風が吹いています。
私たちがお届けするのは、暮らしに寄り添い長くお付き合いをしていただけるモノたち。それは、粉雪が手のひらで解けていくように、つくり手の体温を感じるものばかり。国内をはじめ、リトアニアやポルトガル、インドなど遥か遠い国にも、たくさんの縁がつながっています。また、何十年、何百年と大切に使われその役目を終えた古物や古道具、歴史を知るカケラたちを集め、時間が創り出した作品としてご紹介しています。
2018年のオープンからご紹介しているSuno&Morrisonのガラ紡。はじめて手にしたのは、Suno&Morrisonがまだsu:noという名前で手織りをしていた頃の一枚のストールでした。つくり手の人柄が現れたような、優しくて温かいそして、チャーミングなアイボリー色のストールは、すーっと肌に馴染み、かれこれ7年愛用を続けていました。他の人にもこの心地よさを届けたい。心の中でそんな思いが芽生えたのはこの時だったように思います。morozumiに迎え、お客さまへ送り出すモノたちは、私たちがその思いを届けたいと惚れ込んだ人々によってつくられています。かくれんぼのようにひっそりと佇む一軒の店が、誰かのかけがえのない宝物との出会いの場になりますように。