ラグ紹介 / ARTE ZAPOTECO RUGS
ガラ紡とラグ展も残すところあと5日となりました。
前半にご検討いただいた方が決めてくださったり、ふらりと立ち寄られてビビッと迎えてくださったり
サイズが合わず無念。。。と名残惜しく思ってくださったり。
家のこと、空間のこと、家族のことなどいろんな思いを巡らせて選ぶラグ。
やはり喜怒哀楽(怒はないけど)で、とても熱いものがあります。
3度目のガラ紡とラグ展、毎回ボリュームアップして、まだまだたくさんご案内しております。
インド、ベトナム、メキシコ、ラトビア、ポルトガル
津々浦々の確かな技術と心躍る色彩、素材の豊かさをお愉しみください。
すでに完売しているものもございますが、ラグ選びの参考になさってください。
ARTE ZAPOTECO RUGS
手織りウールラグ / メキシコ
2年前のラグ展でもご紹介しましたメキシコ南部オアハカの手織りウールラグ。
メキシコは16世紀のスペイン統治以来、今もなお 62の先住民族(インディヘナ)が存在し1000万人以上暮らしているそうです。それぞれに持つ伝統的な技術や文化、自然の中からつくりだされる品々や民族衣装などは大変魅力的なものがあります。
その中でも、ARTE ZAPOTECO のラグは天然染色にこだわった、数少ない工房のひとつ、サムエルファミリーの工房にて、熟練の職人たちによって丁寧に織られています。
しっかりと打ち込まれていながらも、しなやかで柔らかい表情は、ラグとしてだけでなく、ソファカバーやプレイスマット、タペストリーにとしてもお愉しみください。
50×50cmのコンパクトなものから、130×200cmの広々したものまでご用意しております。
店内では、制作風景を映像で流しています。
色が出来るまでの過程や織り上がるまでの背景を知ることで、選ぶ感覚がすこし変わるのもまた面白いことです。
それぞれの柄には意味があり、例えば、下記左はmountainとWater
ZAPOTEC RUG(サポテック ラグ)
メキシコ南部、オアハカ州のティオティトラン村 (Teotitlán del Valle) は良質な織物が盛んな村で、その歴史は古く、紀元前約 500 年までさ かのぼります。サポテコ族のコミュニティによって形成されるこの村は、Backstrap Loom(腰織り)という技法を使い、織物が得意な人々が 暮らしていました。
1521 年、スペインの植民地支配が始まるとともに、さまざまな文化や技術も大陸に持ち込まれることになります。その中でも家畜の羊とペダ ル式の高機がティオティトラン村に伝わった事で飛躍的に織物の幅が広がりました。高機を使うことで大きな生地を織ることが可能になり、羊 の毛から糸を紡ぎラグを織る技術を身につけます。そして、伝統的、民族的なルーツを持つ意味合いの紋様をラグに落とし込んだのは自然なこ とでした。古代からコチニールをはじめとする、さまざまな天然染料で染めた美しい織物が作られていましたが、20 世紀初頭、化学染料の普 及により、これらの染色方法は廃れてしまいます。
1960 年代、途絶えてしまった天然染料を使った染色方法の研究を始めた Isaac Vasquez(アイザック バスケス)氏はオアハカ州出身で世界 的に知られる画家 Rufino Tamayo(ルフィーノ タマヨ)とサポテコ族の末裔で画家、版画家の Francisco Toledo(フランシスコ トレド) の協力を得て、古代の染色方法の復興に成功します。これらの染色方法を意識の高い有志たちが学び、代々受け継ぎ技術を継承してきたことに より、ティオティトラン村は世界的にも有名なラグの産地となりました。
染色について
オアハカ地方の特産である、天然染料のなかで最高の赤を発色するといわれるコチニール(サボテンにつくカイガラムシ)=赤色、岩 の 苔 や マリーゴールド=黄色、ウィサーチェ(アカシアの一種の種子のさや)=黒色、藍(インディゴ)=青色の4種類が基本色。原毛の色、染色 の濃度や時間、媒染剤の違いによって、様々な色調に変化させ、これらの染料を組み合わせることで、緑や紫などほかの色に染めることが可能 となります。
製品について
サポテック ラグは平織りの一種である、つづれ織りの技法で織られています。厚くしっかりと織っているため、丈夫で型くずれもほとんどし ません。また冬は温かく、夏は通気性が良いため、季節を問わず楽しむことができます。模様は表も裏も同じなので両面とも使用可能です。
ARTE ZAPOTECO のラグは天然染色にこだわった、数少ない工房のひとつ、サムエルファミリーの工房にて、熟練の職人たちによって丁寧に 織られているものです。祖父の代から織物業に携わっているサムエル氏の工房は、70 年もの間、家族経営で伝統を受け継いできました。近年 では織り手が減少する中、この素晴らしい伝統技術を守り、良質な製品を世に伝える為、ワークショップを開催し、村の若者に技術指導をして 職人の育成にも力を入れています。
ARTE ZAPOTECOより
ガラ紡とラグ展も残すところあと5日となりました。
前半にご検討いただいた方が決めてくださったり、ふらりと立ち寄られてビビッと迎えてくださったり
サイズが合わず無念。。。と名残惜しく思ってくださったり。
家のこと、空間のこと、家族のことなどいろんな思いを巡らせて選ぶラグ。
やはり喜怒哀楽(怒はないけど)で、とても熱いものがあります。
3度目のガラ紡とラグ展、毎回ボリュームアップして、まだまだたくさんご案内しております。
インド、ベトナム、メキシコ、ラトビア、ポルトガル
津々浦々の確かな技術と心躍る色彩、素材の豊かさをお愉しみください。
すでに完売しているものもございますが、ラグ選びの参考になさってください。
ARTE ZAPOTECO RUGS
手織りウールラグ / メキシコ
2年前のラグ展でもご紹介しましたメキシコ南部オアハカの手織りウールラグ。
メキシコは16世紀のスペイン統治以来、今もなお 62の先住民族(インディヘナ)が存在し1000万人以上暮らしているそうです。それぞれに持つ伝統的な技術や文化、自然の中からつくりだされる品々や民族衣装などは大変魅力的なものがあります。
その中でも、ARTE ZAPOTECO のラグは天然染色にこだわった、数少ない工房のひとつ、サムエルファミリーの工房にて、熟練の職人たちによって丁寧に織られています。
しっかりと打ち込まれていながらも、しなやかで柔らかい表情は、ラグとしてだけでなく、ソファカバーやプレイスマット、タペストリーにとしてもお愉しみください。
50×50cmのコンパクトなものから、130×200cmの広々したものまでご用意しております。
店内では、制作風景を映像で流しています。
色が出来るまでの過程や織り上がるまでの背景を知ることで、選ぶ感覚がすこし変わるのもまた面白いことです。
それぞれの柄には意味があり、例えば、下記左はmountainとWater
ZAPOTEC RUG(サポテック ラグ)
メキシコ南部、オアハカ州のティオティトラン村 (Teotitlán del Valle) は良質な織物が盛んな村で、その歴史は古く、紀元前約 500 年までさ かのぼります。サポテコ族のコミュニティによって形成されるこの村は、Backstrap Loom(腰織り)という技法を使い、織物が得意な人々が 暮らしていました。
1521 年、スペインの植民地支配が始まるとともに、さまざまな文化や技術も大陸に持ち込まれることになります。その中でも家畜の羊とペダ ル式の高機がティオティトラン村に伝わった事で飛躍的に織物の幅が広がりました。高機を使うことで大きな生地を織ることが可能になり、羊 の毛から糸を紡ぎラグを織る技術を身につけます。そして、伝統的、民族的なルーツを持つ意味合いの紋様をラグに落とし込んだのは自然なこ とでした。古代からコチニールをはじめとする、さまざまな天然染料で染めた美しい織物が作られていましたが、20 世紀初頭、化学染料の普 及により、これらの染色方法は廃れてしまいます。
1960 年代、途絶えてしまった天然染料を使った染色方法の研究を始めた Isaac Vasquez(アイザック バスケス)氏はオアハカ州出身で世界 的に知られる画家 Rufino Tamayo(ルフィーノ タマヨ)とサポテコ族の末裔で画家、版画家の Francisco Toledo(フランシスコ トレド) の協力を得て、古代の染色方法の復興に成功します。これらの染色方法を意識の高い有志たちが学び、代々受け継ぎ技術を継承してきたことに より、ティオティトラン村は世界的にも有名なラグの産地となりました。
染色について
オアハカ地方の特産である、天然染料のなかで最高の赤を発色するといわれるコチニール(サボテンにつくカイガラムシ)=赤色、岩 の 苔 や マリーゴールド=黄色、ウィサーチェ(アカシアの一種の種子のさや)=黒色、藍(インディゴ)=青色の4種類が基本色。原毛の色、染色 の濃度や時間、媒染剤の違いによって、様々な色調に変化させ、これらの染料を組み合わせることで、緑や紫などほかの色に染めることが可能 となります。
製品について
サポテック ラグは平織りの一種である、つづれ織りの技法で織られています。厚くしっかりと織っているため、丈夫で型くずれもほとんどし ません。また冬は温かく、夏は通気性が良いため、季節を問わず楽しむことができます。模様は表も裏も同じなので両面とも使用可能です。
ARTE ZAPOTECO のラグは天然染色にこだわった、数少ない工房のひとつ、サムエルファミリーの工房にて、熟練の職人たちによって丁寧に 織られているものです。祖父の代から織物業に携わっているサムエル氏の工房は、70 年もの間、家族経営で伝統を受け継いできました。近年 では織り手が減少する中、この素晴らしい伝統技術を守り、良質な製品を世に伝える為、ワークショップを開催し、村の若者に技術指導をして 職人の育成にも力を入れています。
ARTE ZAPOTECOより